こんにちは!インターグのMomokoです。
今回は、社内ジョブチェンジを経て、Webマーケターから人材・組織開発を担う部署、Culture Design & Promotion室(以下CDP室)へ異動した中村亮太さんにお話を伺いました。
Webマーケターとして6年間活躍してきた中村さんが、なぜ“人と組織”の領域へ飛び込んだのか?
そこには、仲間と向き合うなかで芽生えた「人の可能性を引き出すこと」への関心、“働きがいのある会社をつくりたい”という想いがありました。

<Profile>
名前:中村亮太(なかむら りょうた)
略歴:大学卒業後、広告代理店に入社し、営業職としてキャリアをスタート。その後はWebメディアのディレクション業務や、ライティングチームのマネジメントも経験し、コンテンツ制作と運用の両面に携わる。
2019年にインターグへ入社。以降6年間にわたり、Webマーケターとして広告運用や比較サイトの運営、YouTube広告制作など幅広い領域で活躍。
2025年より、CDP室に異動し、組織開発・人材育成・採用など“人と組織”に向き合う新たな挑戦を続けている。
Q. まずは自己紹介をお願いします
こんにちは、中村亮太です。
2019年にインターグに入社し、2025年までの6年間、Webマーケターの仕事をしていました。
現在はCDP室に所属し、人材・組織開発を中心に、採用や広報の業務にも携わっています。
“人”や“組織”と向き合うなかで、Webマーケター時代とはまた違ったやりがいを感じるようになりました。
Q. CDP室へ異動したきっかけは?
当時、私はチームリーダーを務めていたのですが、ある日、取締役の重栖さんとランチをご一緒する機会がありました。
その際に「リーダーとしてどんなことを意識しているの?」と尋ねられたんです。
私は「メンバーが最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境づくりを大切にしている」と答えました。
当時、メンバーがとても前のめりに業務に携わってくれていたので、その勢いのまま力を発揮してもらえた方が、メンバー自身の成長とチームの成果の双方に最もプラスになると考えました。
「メンバーが最大限のパフォーマンスを発揮できるにはどうすべきか?」を意識して、試行錯誤しながら、様々な取り組みを実践していました。
こうした経験や考え方を話す中で、私の考え方に何かを感じ取っていただけたのかもしれません(笑)。
重栖さんから「それなら組織開発の領域でもっと力を発揮してみないか」と、CDP室への異動を打診いただきました。
もともと“働きがいのある組織づくり”には関心があったので、思い切って新しい挑戦を決めました。

Q. 現在の業務内容を教えてください
現在は主に以下の3つを担当しています。
- 人材・組織開発
メンバー一人ひとりの働きがいを高めるため、関連するあらゆる活動を行っています。
現在は「成長実感」と「貢献実感」の最大化を方針としています。
また、社内アンケートで定期的に組織の状態をモニタリングし、組織の課題や潜在能力を可視化しています。 - 採用活動
採用フロー全体のボトルネックを特定し、インターグにマッチする候補者の応募を最大化するよう、体制を整備しています。
マーケティング事業部で培ったマーケティング視点での分析を元に、「どのチャネルに、どのようなメッセージを投下すれば、応募が増加するか」を追求し、施策を改善しています。 - 広報支援
当社の魅力やカルチャーを社外に発信するため、メンバーと一緒に、記事の企画や広報戦略の立案などを行っています。
Q. ジョブチェンジしてみて、働き方や考え方に変化はありましたか?
とても大きな変化がありました。
以前、Webマーケターとして所属していたのは、顧客に価値提供し、売上や利益といった数字を直接追いかける営利部門でした。
現在は、人事・労務や経理、制度設計を通じて会社を支えるバックオフィス部門にいます。
例えば、経費の効率化や、社員の成長実感につながる制度の見直しなど直接の売上は目に見えないものの、会社にとって重要な存在だと感じています。
両方を経験したことで、それぞれの役割と重要性を深く認識できるようになり、組織全体にとって最も効果的で、必要な施策を考えることができるようになりました。
これは、異動して得られた大きな変化ですね。
Q. Webマーケター時代の経験が活きていると感じる場面は?
マーケティングでは「ユーザーの立場に立ち、どんな訴求をするか」を考える機会が多く、そのスキルは活かせていると感じています。
例えば、採用の求人票のを見直す際は、ターゲットとなる求職者が何を求めているか、会社のどんな強みを訴求すべきかというマーケティング視点で構成を練り直すことができました。
「どうすればこの会社の魅力が正しく、魅力的に伝わるか?」を考えるのは、マーケティングの訴求設計と同じです。
実際に、求人内容を見直したことで、応募者が他社の5倍以上集まったことがありました。
また、Webマーケティングの仕事では、データを使って判断することが習慣化されていました。
「どのようにデータを収集し、どう活用するか」を常に考えていた経験は、今の業務でも意思決定や施策設計に活かせていると思います!
Q. ジョブチェンジ後、大変だったことは?
特に大変だったのは「目標の立て方」です。
マーケティング部門では、売上やコンバージョン数など、数字で成果を判断できる指標がはっきりしていました。
一方、CDP室では「働きがいを高める」といった目に見えにくいテーマを扱うため、何を基準に成果を測るかを一から設計する必要がありました。
そのため、まずは採用フローや既存の評価制度といった、バラバラに存在していた情報をできる限り整理し、全体像を可視化しました。
全体像を可視化することで、「どこにテコ入れすれば成果に繋がるか」という戦略的な打ち手と、それを測る適切な指標が見えるようになりました。
そういった地道な情報の整理や整備は、想像以上に時間を要したこともあり大変でしたね。

Q. 今後チャレンジしていきたいことは?
一人ひとりの働きがいを高めたいです。
具体的には、メンバー一人ひとりが「自分の個性を発揮できている」「チームに貢献できている」と実感できるような組織をつくることです。
「働きやすさ」や「やりがい」、そして最高のパフォーマンスの出し方は、人によって異なると思います。
だからこそ、個性と能力が最大限に発揮され、それぞれ「やりがい」を感じられるような環境・仕組みづくりに挑戦したいです。
この取り組みを通じて、社員一人ひとりの自己実現を支援し、「その人にしか出せない価値」を最大限に引き出すことで、組織の持続的な成長を実現していきます。
Q. 最後に「自分の可能性を広げたい」と思っている人に向けて、メッセージをお願いします。
私は、転勤族の家庭で育ち、いろんな地域や学校でたくさんの人と出会ってきました。
また、大学時代には海外留学も経験し、多様な価値観にも触れる機会がありました。
その中で感じたのは、「同じ人は一人もいない」ということ。誰しもが、かけがえのない唯一無二の存在です。
もし自分の可能性を拡げたいと思っているなら、目の前の仕事に真摯に向き合い、その中で芽生えた「もっとこうしたい」という違和感や情熱を大切にしてください。
それはあなたにしかない「大切な感情」です。
その感情は、あなたが次に踏み出すべき一歩を教えてくれます。一歩踏み出すと、想像もしなかった新しい可能性が花開くと思います。
自分の可能性を信じて、変化や挑戦を楽しみましょう。

まとめ
Webマーケターとして培った経験を土台に、新たに組織開発という分野へ踏み出した中村さん。
その背景には、「人がより自分らしく働ける環境をつくりたい」という一貫した思いがありました。
視点や役割が変わったからこそ見えるものがあり、それを一つひとつ言葉にしながら、着実に取り組みを進めている姿が印象的でした。
最後まで見てくださりありがとうございます。
次回もお楽しみに!





