現代社会の大きな課題である環境問題や社会課題に向き合うためには、企業としての取り組みだけでなく、会社のメンバー一人ひとりの意識や行動が重要な役割を果たします。
インターグでは、この意識を共有し実践につなげるため、先日サステナビリティ研修を開催しました。
この研修を通じ、インターグのサステナビリティポリシーやダイバーシティの重要性を共有するとともに、全員が共通の理解と目標を持ち、具体的な行動指針を通じて未来への貢献を考えるきっかけを作りました。
この記事では、今回行った研修の内容と、研修がどのような成果をもたらしたのかを、当日の様子とともに紹介していきます。
サステナビリティ研修の内容
サステナビリティ研修の目次は以下のとおりです。
- アイスブレイク:Wevox Values Cardを活用した価値観の共有
- サステナビリティについて
- 社会貢献活動について
- ダイバーシティについて
ここからは、各項目について簡単に振り返っていきたいと思います。
アイスブレイク:Wevox Values Cardを活用した価値観の共有
研修の冒頭では、メンバー間の価値観を共有し、対話を通じて新たな視点を得るために、オンラインで実施できる「Wevox Values Card」を活用しました。なお、このアイスブレイクは、以下の手順で進行しました。
- カードを切り、一人5枚ずつ配る
- テーマに沿って、順番になったら「山札」または「他のメンバーの捨て札」のカードから、1枚カードを引く
- 手元にあるカードの中から自分の価値観に一番遠いカードを1枚捨てる
- カードを選んだ理由を伝え、次の人に進む
- 「山札」がなくなるまで2~4を繰り返す
上記は実際に参加したメンバーの価値観です。
あるメンバーはこのゲームを通じて、「普段一緒に仕事をしているメンバーが、こんな価値観を持っているなんて驚きました」と話しており、チーム内での新しい視点を共有する場になったようです。また、自分ではあまり意識していなかった価値観に改めて気づくことで、それが日々の行動や選択にどう影響しているのかを考える良い機会にもなりました。
価値観の違いを理解することで、多様な視点を受け入れる大切さを実感できたことは、ダイバーシティというテーマを考えるうえでも貴重な学びとなったと感じています。
1. サステナビリティ
サステナビリティの基本概念
この項目では、まずはじめに「サステナビリティの基本概念」を共有しました。
持続可能な社会を実現するには、環境・社会・経済の三つの側面で均衡を保つことが重要です。
今回の研修ではこれに関連して、それぞれの側面で必要とされる具体的な取り組みを詳しく説明しました。
サステナビリティポリシーの共有
サステナビリティの基本概念を理解を深めた上で、当社のサステナビリティポリシーとその必要性、そして各ステークホルダーへの具体的な取り組みを改めて全社へ詳細に共有しました。
なお、インターグが掲げているサステナビリティポリシーの概要は以下の通りです。
インターグのサステナビリティポリシー概要
インターグ株式会社は、当社の事業活動の推進と持続可能な社会を実現するために、社会・環境に対する様々な課題をより深く認識し、取り組むことが必要だと考えます。 また、当社は「一人の幸せから、世界を変える。」というミッションのもと、当社の全てのステークホルダーと互いを尊重し合うことを大切にしています。 そのため、ここにサステナビリティポリシーを公開し、全てのステークホルダーから信頼される企業を目指すとともに、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
サステナビリティポリシーの全文は、こちらからご確認いただけます。
2. 社会貢献活動
インターグと社会貢献
次に、インターグと社会貢献活動のつながりについて共有を行いました。
社会貢献活動は、社会問題に取り組み、より良い未来を実現するための具体的な行動を指します。
社会貢献活動においては、インターグは「一人の幸せから、世界を変える。」というミッションのもと、以下のような具体的な活動を展開しています。
- 地域清掃活動(タウンクリーン)の参加
- 「おにぎりアクション」への参加
- ステークホルダーとの交流を深めるスポーツイベントの実施
- オフィス内備品におけるフェアトレード製品の購入を推進
- 電子機器のリユースやリサイクルの徹底
- 休暇制度の整備、多様な福利厚生の導入
- コンプライアンス研修の実施 など
こうした活動を通じ、インターグはメンバー一人ひとりが社会に与える影響を実感し、未来の課題解決に向けた意識を高めています。
社会貢献に取り組む理由
また、インターグの代表である那須は、以前社内で行ったインタビューで、社会貢献活動への取り組みについて次のように伝えています。
私たちが目指すのは、働きがいのある会社であると同時に、長期的に利益を出す会社です。
そのためには、社会および世界をより良い方向へ導く行動が不可欠です。
企業が社会問題の解決に取り組むことは、社会全体の持続的な発展につながり、巡り巡って私たち自身の成長や発展をも促進します。
この考え方は、インターグのミッションである「一人の幸せから、世界を変える」と深く通じています。
私たちは、単なるビジネスの継続だけでなく、この先関わるすべての人々や社会全体の未来を見据え、長期利益を追求することが企業の存在意義であり、持続可能でインパクトのある会社を目指しています。
単なる利益追求ではなく、関わるすべての人々や社会全体の未来を見据えた長期的な視点が、インターグの存在意義を形作っています。
3. ダイバーシティ
今回の研修では、ダイバーシティの重要性にも焦点を当てました。
ダイバーシティとは、性別、年齢、国籍、価値観、宗教など、さまざまな違いを認め合い尊重する考え方です。
ダイバーシティ推進における課題と取り組み
ダイバーシティを推進するためには、無意識の差別や偏見を取り除き、お互いの価値観や文化の違いを理解することが重要だと考えています。
インターグでは、この課題に対応するため、以下のような取り組みを進めています。
- 服装や髪色の自由
- ボランティア休暇や看護休暇など多様な休暇制度
- 子ども手当や女性管理職の登用
- リモートワークやフレックス制度の導入
こうした施策により、多様な背景を持つメンバーが自分らしく働ける環境を整えています。
研修を通じた成果とこれから
今回の研修では、サステナビリティ、社会貢献、ダイバーシティの重要性を社内全体で共有し、日常の行動が社会や環境に与える影響を深く考えるきっかけとなりました。この研修を通じて、未来に向けた具体的な取り組みの方向性がさらに明確になり、全メンバーが共通の目標に向かって行動するための共通理解が深まったと感じています。
一方で、ダイバーシティや社会貢献、サステナビリティの取り組みは、まだまだ道半ばです。私たちはこれからも、こうした課題に向き合い、メンバー一人ひとりが主体的に考え、取り組むことで、持続可能な社会の実現を目指して努力を続けていきます。
インターグは今後も、「一人の幸せから、世界を変える」というミッションのもと、持続可能な社会の実現に向けて歩み続けます。